2009年11月7日土曜日

LaTeX-Beamerの備忘録

最近スライドを作ることが多いので,Beamerで新発見したことなど.
Beamerに関しては,検索すれば日本語の良い解説記事があります.
僕は趣味みたいなもので,スライドの外観を毎回変えるようなクソヤローなので,どうでも良いことしか書いてません.

参考URL
インストール法などはココが分かりやすいです.すぐに使えるサンプルファイルもあり.
アニメーションなど日本語解説はココ.スライドの遷移アニメーションについても書いてます.
とにかく何でも書いているのはbeameruserguide.pdf(英語).これはBeamerをインストールすれば,パソコンのどこかにあります.


outerthemeのsmoothbars(それぞれのページに対応する小さい円とセクション名)でsubsectionを表示する行を無くす.
\useoutertheme[subsection=false]{smoothbars}

block環境の枠を,縁を丸く,影付きにする.
\setbeamertemplate{blocks}[rounded][shadow=true]
ちなみに,roundedをしないと影付きにならないみたい.
丸いのはちょっと,という方は[rounded off].


Apple keynote風に背景をグラデーションにする.
\setbeamertemplate{background canvas}[vertical shading][bottom=white,top=gray!15]
分かりにくいよ,という方は,top=gray!15のところをtop=red!50とでも変えてみて下さい.
僕はこのくらいがちょうどいいです.


背景のグラデーションだけじゃ足りない.わたしゃ絵を入れたい,という方は,
\logo{\includegraphics[width=\textwidth, height=\textheight]{background.eps}}
とすると,背景がbackground.epsになります.


フレームの見出しの書式を変える.
\setbeamerfont{frametitle}{size=\large, series=\bfseries}
\setbeamercolor{frametitle}{fg=white, bg=blue}
\setbeamerfontはフォントを変える.例の場合はサイズが\largeで太字.
\setbeamercolorは色を変える.例の場合は文字の色が白で,背景が青.
frametitleと書いているところに違うものを入れれば,他の箇所の設定も変更できる.
titleはスライドのタイトルページに表示されるタイトルの書式.
block titleはblock環境の見出し部分の書式.
block bodyはblock環境の本文部分の書式.
他にもblock title alertedとか.


beamercolorbox環境をページいっぱいに広げない.
以下のように新たな環境を定義する.
\newenvironment{colorbox}[2]%
{~\begin{beamercolorbox}%
[wd=#1, sep=0pt, shadow=true, rounded=true]{#2}}%
{\end{beamercolorbox}~~}
使いかたは
\begin{colorbox}[width][color]
本文
\end{colorbox}
という感じ.[width]というところには直接[24pt]とか書き込む.
[color]も同様に,[block body]などを書いてみるといいよ.
これだと改行もされないので,文中に埋め込むことも可(ただし文字幅が異なるので,変な感じになるかも.\raiseboxなどで調整すれば良いかもしれない).


一番のヒットはやはり背景のグラデーションですかね.
というか,それぐらいしか結局使ってません.うっすいグラデーション.
基本的にプリアンブルに書いとけば,なんか印象が変わるみたいなものしかいじらない.
わたし,\pauseとかも全く使いませんから.

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